サッカーにおける日本と世界のプレースタイルの違いについて
サッカーにおける日本の選手には足元の巧みさがあり、テクニックにおいては世界でも高い水準にあるとされていますが、反面、ボディコンタクトに優れた選手はあまり多くないとされ、世界でも後手を踏んでいる部分となっています。 現在、世界中のクラブで日本人選手が活躍していますが、その多くはテクニック、足元の上手さが評価されたものであり、プレースタイルとしては中盤におけるラストパス、試合の流れを作る、いわゆるパサーが、海外では重宝されている選手になっています。
その特徴は優れた部分であり、育成技術が評価された点でもありますが、いわゆるサッカー代表など、日本人選手のみがプレーする場面においては欠点にもなりえるものとなります。 現在、体を張る必要のあるセンターバック、センターフォワードを務める選手が、海外においてあまり活躍していないことがその現状を裏付けています。
スペインのクラブを元にした足元の技術を重視した育成方法、また海外とは異なり、シュートによって自ら試合を決めるよりも、パス、ドリブルなどの過程をプレーとしてより好む国民性が、こうしたある意味エゴイストであることを求められるセンターフォワード、体を張ることを求められるセンターバックの出現を遅らせているとも言われています。
