アルビレックス新潟は工夫で財政問題をクリア

アルビレックス新潟

サッカーJリーグの中には大企業が親会社になり豊富な資金を用意できるチームもありますが、アルビレックス新潟は親会社にあたる大企業がありません。 ですから人件費もリーグの中で15位前後と低額ですが、しかし毎年きっちりJ1を維持しています。

2016年のシーズンにあたっても、前年の主力メンバーで選手が多く抜けるということもなく、特にブラジル人選手たちが残留したことから見ましても、現在財政問題の不安は考えられません。大企業がいないのに財政問題もなく、堅実な経営が続けられているのはファンがとても熱いからです。 運営は創設以来、大スポンサーに頼れないという事情から、どうすればファンを多く集客できるかの知恵を絞り、次々と新しい方法を考えてきました。 現在ではそれが実を結び、どの試合でもたくさんの集客を実現しています。

ですから、アルビレックス新潟は、大企業の親会社があるわけではないのに財政が安定しているというチームです。 大金で毎年著名な外国人選手を次々入団させるというわけにはいきませんが、しかしそのアットホームな雰囲気で、主力の外国人選手が辞めていくこともないのです。 なおアルビレックスという呼称は、サッカーチームだけでなく新潟を本拠地とするスポーツチームみんなで名乗っています。 その相乗効果も集客に大いに役立っています。 今年はクラブ創立20周年で、ますます期待できます。