東京学芸大学との施策

東京学芸大学

海外のサッカーが盛んな国々では、クラブチームとホームタウンとの繋がりが強く、街全体でクラブチームを応援し育てるようなシステムが出来上がっています。一方、日本のプロスポーツチームのほとんどは、スポンサー企業との繋がりが強いため、本業が危うくなるとチーム自体が存続の危機に見舞われ、消滅することさえあります。

その状況を打開すべく、海外のように地域と一体となったクラブチーム作りを推進するものが「Jリーグ100年計画」で、学芸大クラブもその動きの一環です。 学芸大クラブとは、東京学芸大学、小金井市、FC東京という3つの組織からなる産学官連携組織で、地域のスポーツ文化の発展を目的として、2003年11月に設立されました。

東京学芸大学はグラウンドを提供し、FC東京は設備を整えたうえでジュニアユースチームを結成しました。ジュニアユースチームの活動に参加したり研修を行った学生は、大学の単位やサッカー指導者としてのライセンスを取得することができます。 このほか、サッカー教室開講や各種イベントなど交流が盛んに行われることで、地域住民とクラブチームの絆が深まると同時に、社会貢献にも繋がっています。