最大の支出は選手の年棒

支出

サッカービジネスでの最も大きい支出は何といっても選手の年棒や移籍金です。 有名選手などを獲得するためには相応の移籍金や年棒を用意する必要があります。 強いチームをつくるためには、最も手っ取り早い方法でありますが、これが赤字化の最大の要因ともなります。 つまり、もろ刃の剣ということです。

ヨーロッパなどのサッカーのビッククラブの場合には、試合による収入のほかに多額のTV放映料やCM広告代が見込めます。 この3つで収益構造がバランスよくなされています。 従って、スター選手を獲得するために数十億円以上の資金を用意することが可能となります。

しかし、Jリーグのチームなどのように経営基盤の弱いチームの場合には、上記のような収益構造が確立されていないのが実情です。 従って、チーム強化のために人件費を増加させると、即経営の赤字化につながるという危険を伴うことになります。 このことが原因で過去に失敗した大分などの教訓もあります。収益構造の健全化が急務となっています。