オリンピックとワールドカップの違いについて

オリンピックとワールドカップ

各国のサッカー代表チームによる世界大会には、FIFAワールドカップとオリンピックの2つがありますが、それぞれ違いがあります。

1930年から実施されているFIFAワールドカップはサッカーだけが行われる大会で、出場制限が無いためプロアマ問わず全ての選手が代表として出場することができます。 大会中の試合は国際Aマッチデーとして開催されるため、所属選手の出場に関してクラブチーム側に拒否権はありません。 このため、代表チームは「フル代表」と呼ばれています。

一方オリンピックでは、サッカーはあくまでも種目の一つとして実施されるほか、年齢による出場制限も存在します。 男子プロ選手の場合、無条件に出場できるのは基本的に23歳以下の選手のみで、U-23男子サッカー代表とも呼ばれています。 オーバーエイジ枠として3人まで出場可能ですが、クラブ側に拒否権が存在するため、必ず出場できるとは限りません。

しかし、U-23男子サッカー代表選手が未来のフル代表を担う選手たちの集まりであることに変わりはなく、クラブの戦力強化のため有力クラブも注目している大会です。