サンフレッチェ広島の財政

サンフレッチェ

Jリーグのサンフレッチェ広島は母体となったサッカーのクラブチームがサンフレッチェ広島を支える財政的体力が無く、別の出資団体を募らなければならなかったほどの財政問題を抱えていました。 特に監督のやりたいサッカーに必要な選手を獲得する資金がなかったために獲得できず結果、監督が退任したり、1994年に優勝した結果翌年の人件費が増えたので監督の了承なしに勝手に選手を放出して監督がチームに嫌気がさして退団したこともありました。

1997年に経営危機を迎え、クラブは主力選手に大幅な減俸を要求し、呑まなければ移籍金欲しさに完全移籍させることをしてサポーター達の怒りを買った結果、観客動員数を減らして収入が減ったりと資金不足は続いていました。 1997年に官民の話し合いで経営の立て直しを行い、2000年には、6期ぶりに黒字を出しました。

しかし、2007年に2005年からの補強や監督の相次ぐ交代によって財政が危なくなってきたために第三者割当増資を行いました。 2011年には、監督を高年俸となったので契約の更新を断念しベテランの放出や、契約更新時も年俸を減らしたり、微増で済ませたりして、年俸の総額を抑えていきました。 そのうえで、資本金約21億円を99%減資し約20億円の累積赤字解消にあて、更に約2億円の第三者割当増資を行うことで黒字にしています。