ドルトムントの財政状況について

ドルトムントはドイツの国内プロサッカーリーグ、ブンデスリーガにおいて強豪クラブとして認知され、幾度もリーグ優勝を果たし、サポーターの数も世界屈指と、非常に人気のあるサッカークラブとしても知られています。

しかし、その財政状況は決してメガクラブと言えるものではなく、21世紀に入るやいなや経営戦略の拙さから巨額の損失を抱え、一時は破産寸前の状態にまで追い込まれるなど、決して裕福とは言えない財政状況にあります。

破産寸前の憂き目に会った後は育成クラブとしての姿勢を打ち出し、ユースからの才能ある選手の昇格、また香川選手に代表される、才能あふれる若手選手を他のクラブから獲得し、主力として育て上げるなど、育成面においては多大なる成功を収めています。

しかし、幾度のリーグ優勝、また毎度8万人ほどがスタジアムに訪れる集客力を現在でも誇っているにも関わらず、財政状況は完全に解決されたとは言い難く、主力として世界レベルに育った選手が、他のビッククラブに引き抜かれる状況も繰り返されています。