マンチェスター・シティー

2008年にオーナーが元タイ首相のタクシンからUAEの石油関連企業アブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG)に変わってから、マンチェスター・シティーはサッカーの強豪クラブチームとなりました。

その潤沢なるオイルマネーによりチームの経営難は解消され、優秀な選手が獲得され、年々着実に勝率が上げられ、2012年には44シーズンぶりのリーグ優勝が果たされました。 本拠地を同じく活動するマンチェスター・ユナイテッドとの試合は、ダービー戦となりますが、かつてはさほど注目されるものではありませんでした。

しかし、マンチェスター・シティーが強くなってからは両チームが強豪同士のライバルとなり注目され、今やイングランドの三大ダービーと言われ、非常に盛り上がります。 次回のダービーは2016年3月ですが、サッカーのビッグクラブチーム同士のこの試合は注目され目が離せないものとなるでしょう。

攻撃的なサッカーを展開するマンチェスターシティー

マンチェスターシティーのプレー・スタイルは、サッカー界における豪華絢爛な選手が一気に攻め立てる攻撃的なスタイルです。 オイルマネーの恩恵を最大限に受けたクラブだけあって、選手層はプレミアリーグでも屈指のラインナップを誇り、スターティングメンバーだけでなくベンチメンバーにも各国の代表選手が揃っています。

その選手たちが連動し、相手ゴールに迫る攻撃的なサッカーを展開するのです。 特に中盤に強みがあり、攻撃のリズムやスピードを巧みにコントロールしつつ要所要所で精度の高いパスを出して決定機を生み出すのです。そのパスを受けるフォワードも足下の技術が確かで、確実にチャンスをものにする実力を持っています。

一方、守備面ではカウンターからの失点が多いという弱点があります。攻める時間が長い分、守備陣が気を緩めてその隙を突かれあっさりと失点してしまうのです。しかし、取られても取り返せるという攻撃面での自信が勝利に繋がっています。