サッカー界の名将が多く就任するバイエルンの監督

ドイツの盟主ともいえるバイエルンは、国内のみならず世界中にその名を知られる名門クラブです。 伝統的にドイツ出身の代表選手を揃え、ドイツ人を中心としたチーム作りを行っています。

ドイツ人を中心にするという方針は選手だけでなく監督の選考にも及んでいます。 これまで指揮を執った監督の多くはドイツ人で、現役時代にバイエルンで活躍したOBや他のクラブでブンデスリーガを制覇した人物などが就任していました。 クラブが目指すサッカーと実際の戦術が異なり短命政権に終わることも少ないないものの、常に優勝を争うクラブとしてその方針は成功を収めてきたのです。

しかし、近年では違う傾向が見られます。 他のクラブや代表で実績を残したオランダ人やスペイン人の名将を起用するようになり、2016-2017シーズンからはイタリア人監督の就任が決定しています。 サッカー界で急激に進む国際化に合わせ、バイエルンのチーム作りにも変化が訪れようとしているのです。