サッカービジネスの収入における放送収入について

TV放送によるサッカービジネスの収入は、近年、その収益構造の中で大きな比率を占めるようになってきています。 ワールドカップやクラブ選手権、あるいは人気プロチームや代表チームなどの放映料は非常に大きな金額となっています。 ヨーロッパの4大サッカーリーグのみならず、JリーグにおいてもTV放映による放送収入は大きな存在となっています。

しかしながら、放送収入と言ってもピンからキリまであります。 当然、視聴率が取れるような試合であれば、多くのスポンサーが付き莫大な収入が見込めます。 前述の4年に1度のワールドカップになると、数十パーセントの視聴率が見込めるため数十億円以上のお金が動くことになります。

Jリーグにおいても、全盛期には高い視聴率が取れていたのですが、近年の人気低迷に比例して視聴率が取れなくなってきています。 一見、非常に魅力のある放送収入ですが、これに頼るばかりの経営ではいずれ不安定な状態を招くことになりかねません。 基本である試合による収入とのバランスが重要となります。