年齢制限が設けられているのは

年齢制限

オリンピックの男子サッカー競技に出場する選手は、オーバーエイジと呼ばれる一部の選手を除き、全員23歳未満です。 なので、ワールドカップと比較して、U-23男子サッカーと呼ばれることもあります。

なぜ、オリンピックに出場する選手には年齢制限があるのかというと、ワールドカップとの兼ね合いがあるからです。 サッカーの世界で、もっとも格の高い国際大会はワールドカップと決まっています。 また、オリンピックでは長らく、出場選手はアマチュアに限るというルールがあったので、ワールドカップに出るプロ選手ばかりの代表とは別に、アマチュア選手の代表チームを編成して送る国が普通でした。

しかし、プロ選手が出られるようになり、ワールドカップと五輪の差別化が必要になりました。 差別化しないと、ワールドカップがもっとも権威のある国際大会であるという前提が崩れてしまうからです。 そのため、男子サッカーはU-23男子サッカーということにしてワールドカップよりも格下の大会にしたのです。