サッカー日本代表の執念の物足りなさ

執念

サッカーの男子日本代表が弱い理由として、精神力の部分、たとえば執念が足りないということを挙げる人は少なくありません。 そういう人たちは、サッカーの強豪国と試合をして、先取点を取られてしまうと逆転は難しいということで下を向いてしまうといった場面を例に挙げます。

なぜ、他の国の代表と比べると精神的に劣る部分が目立つのかというと、その理由としてよく挙げられるのはハングリー精神が足りないということです。たとえば、ブラジル代表であれば、子供の頃、新品の靴を買うことができずに裸足でプレイしたといったエピソードを持つ選手も珍しくありませんが、日本代表の選手は極端に貧しい思いをした選手というのは少なく、もし、世界を代表するような選手になれなくても、日本代表に入ったというだけで、解説者や指導者になれる可能性が高く、引退後も十分暮らしていけるので、なんとしてでも勝つという気持ちが薄いというわけです。

他のスポーツと同様に、サッカーでもモチベーションや勝ちたいという気持ちは重要で、チーム全体のモチベーションが高くないとなかなかワールドカップのような真剣勝負の大会で上位に勝ち進むことは難しいです。 なので、やはり日本代表という枠を超え、世界のトップクラブで活躍したいという志を持つ選手を養成していくことが精神力で上回るために大事になるでしょう。