日本の立地という環境が問題

環境

国内リーグの選手だけで代表チームが構築されていた時代と違い、今は、海外の有名なチームでレギュラーを張っている日本代表選手も珍しくなく、そういった点ではサッカー男子日本代表選手のレベルは昔よりも上がっているといえます。ただ、代表チーム自体が強くなったかというと、まだそうとはいえません。というのは、海外リーグで活躍している選手が何人もいる状態であっても、ワールドカップではベスト16が最高で、アジアカップでも優勝できないことがあるからです。

では、サッカーの代表チームが未だ弱い理由はなんでしょうか。要因の一つとして環境が挙げられます。特に世界における日本の物理的な場所が問題です。サッカーの先進国が集まっているのはヨーロッパであり、南米です。しかし、日本はそのどちらからも遠く、ヨーロッパ、南米の強豪国との親善試合すら簡単にはできません。そして、アジアの中で、世界レベルといえるチームはほとんどないため、どうしてもチーム力がつきにくいというわけです。

この状況を変えるのは非常に難しいですが、欧州の強豪国との親善試合の数を増やす、南米の国際大会に呼ばれたら参加するといったことをして、地道に実力を上げていくしかないでしょう。