女子サッカー界レジェンド 澤穂希
女子サッカーの澤穂希というと日本中のサッカーファンなら誰もが知っている、もはや伝説的な選手として知られています。
特に2011年の女子ワールドカップでの活躍はまさに圧巻で、グループリーグのメキシコ戦でのハットトリックや準々決勝のドイツ戦で丸山桂里奈選手への決勝点のアシスト、そして決勝のアメリカ戦での延長後半の同点ゴールなど、彼女のプレーを未だに心に焼き付けているサポーターでいっぱいでしょう。 ちなみにこの大会では5ゴール1アシストを記録して得点王とMVPの二冠を獲得し、日本の優勝に大いに貢献しました。
そんな彼女には、日本代表歴代トップの記録がいくつかあります。 まず国際Aマッチ出場回数が205回で、ゴール数が83得点です。 両方とも2位の選手とは圧倒的な差が開いているため、いかに彼女の成績が飛び抜けて素晴らしいかが伺えるでしょう。
そして6回のワールドカップ出場回数は史上最多記録で、男子選手ですら誰も成し遂げていません。 しかもギネス世界記録に認定されたほどなので、彼女がもはや女子サッカー界のレジェンドであることは、疑う余地もありません。
FIFA最優秀選手賞を受賞
FIFA最優秀選手賞といえば1991年に創設された由緒正しき賞のことで、これまでに錚々たる顔ぶれのサッカー選手たちが受賞してきています。
世界でもトップクラスの選手しか受賞することができないため、現在世界各国のクラブチームや代表でプレーする選手たちは、この賞を喉から手が出るほど欲しがっていることは間違いないでしょう。 またこのFIFA最優秀選手賞には、これまでに何人かの日本人選手もノミネートされています。
男子では三浦知良選手や中田英寿選手、女子では岩渕真奈選手に宮間あや選手などがノミネートされましたが、その中で唯一受賞したのが澤穂希選手です。 彼女が2011年の女子サッカーワールドカップで見せた輝かしいプレーの数々を未だに胸の奥に焼き付けているサポーターは、日本だけでなく海外にも非常に多いことでしょう。
特に彼女が決勝戦で見せた同点ゴールは、それまで人気が低迷していた女子サッカーを一気に注目させました。 彼女こそ受賞にふさわしいと誰もが納得したのは間違いありません。